不登校はプライド高い?偉そう?そう言われた本人が事情を解説

「不登校の子って、プライドが高いよね。」
「なんか偉そうじゃない?」

教育や子育ての現場で、
そんな声を耳にすることがあります。

先生や親として、どう関わればいいのか分からず、
戸惑ってしまうことも多いのではないでしょうか。
*もちろん全員ではありません‼

「自分の非を認めない」
「謝らない」
「上から目線」――

そうした態度に、
思わずイラッとしてしまうこともあるかもしれません。

私も、以前はそうでした。

「なぜ素直になれないの?」

そんなふうに感じていたこともあります。

でも、実は――

私自身が、若い頃から「プライドが高い」「偉そう」と言われてきたタイプでした(笑)

新入社員の頃、注意されても反発心ばかり先に立って、
うまく人と馴染めない時期がありました。

本当は不安でいっぱいだったのに、
それを見せたら負けだと思っていた。

「強く見せなきゃ」
「バカにされたくない」――

そんな思いから、必要以上に自分を守っていたのです。


不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。


それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。


私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、


本当に伝えたいことを無料のメール講座にまとめました。

気になる方は、ぜひ以下↓↓↓のリンクか画像からご覧ください。とりあえずクリック‼

不登校がギフトになる人の共通点とは?元不登校が語る不登校脱出の秘訣

目次

不登校後の私もプライドが高く「偉そう」と言われてきた

新入社員のころ、
上司や先輩からはよく「もっと謙虚になりなさい」と言われました。

でも、当時の私にとっては、「謙虚になる=負ける」ような気がして、
どうしても素直に受け取れなかったんです。

私は負けず嫌いで、どんなときも自分が正しいと思いたかった。
だから、注意や指摘をされると、心の中でムキになってしまい、
表情にも言葉にもトゲが出ていたと思います。

「自分が間違ってるなんて認めたくない」
「失敗を見せたくない。恥をかきたくない」――

そんな気持ちが先に立って、
まるで鎧を着るように、強がった態度を取っていました。

言い返したり、冷たくふるまったり、
あえて平気なフリをしたり……。

でも本当は、誰よりも自信がなかったんです。
だからこそ、“完璧でいなければ”という思いに縛られていたのかもしれません。

今思えば、あの頃の私は、
「弱さを見せたら終わり」と思い込んでいました。

その鎧こそが、
心の奥にある不安や傷つきやすさを隠すためのものでした。

中2病という俗語がある

「プライドが高い子」は、心が繊細な証拠

ある不登校の子が言った言葉が、今でも強く心に残っています。

「カーストのトップじゃないと、学校に行く意味がない。」

その子は、学校という集団の中で
「自分が下に見られるくらいなら、行かないほうがマシ」
と思っていたのです。

過去に人間関係で傷ついた経験があり、
「どうせ教室に戻っても、自分の居場所はない」
と感じていました。

表面的には“偉そう”に聞こえる言葉かもしれませんが、

その奥には、「ありのままの自分では受け入れてもらえないかもしれない」
という深い不安と、

「誰にもバカにされたくない」
という強い防衛心が隠れていたのです。

完璧でなければ、価値がない。
強くなければ、認められない。

そんな思い込みが、
その子をがんじがらめにしていました。

でも、変化は少しずつ起こっていきました。

最初は教室に行くことすら拒絶していましたが、

安心できる大人――否定せず、静かに見守ってくれる存在――と出会い、

別室登校から始めることができました。

そこでは無理に話す必要もなく、ただ静かに時間を過ごす日々。

それでも、「ここならいてもいい」と感じられることが、
その子にとっては大きな一歩でした。

やがて、その子の口から、こんな言葉が出てきました。

「久しぶりに、友達と話してみたい。」

それからは、少しずつ、自分のタイミングで教室にも顔を出せるようになり、

今では授業にも参加するようになりました。

大きく変わったのは、周りの環境だけではなく、
その子自身の「自己イメージ」だったのだと思います。

「強くなくてもいい」「完璧でなくても、自分には価値がある」
と思えるようになったことで、

彼の目には、学校も人間関係も違って見えるようになったのでしょう。


🌱不登校の子も性格は変わる

昔の私も、まさにそうでした。

「弱さを見せたら負けだ」

「なめられたくない」「尊敬されたい」――

そんな気持ちにとらわれていて、
いつも肩肘を張っていたように思います。

本当は自信なんてなかったのに、


「強く見せなきゃ」「バカにされたくない」
という思いばかりが先に立ち、


必要以上に“高く”構えて、
人との間に無意識の壁をつくっていました。

でも、あるとき気づいたんです。

人と本音で関わるって、
怖いけれど、すごくあたたかいことなんだな、と。

叱るのではなく、否定もしない。

それでも、ちゃんとこちらを見てくれる人がいて、

「あなたはそのままで大丈夫だよ」と伝えてくれた。

そんな存在に出会ってから、
少しずつ、私の心もほぐれていきました。

完璧じゃなくても、間違っても、立ち止まってもいい。

そう思えるようになって初めて、
本当の意味で「変わる」ことができた気がします。

人は、変わります。

子どもも、大人も、

自分の弱さを受け入れられたとき、

驚くほど柔らかく、しなやかになれるのです。

それは、ある日突然ガラッと変わるわけではありません。

少しずつ、ゆっくりと、けれど確実に変わっていきます。


不登校の子はプライドが高い?偉そう?それは心のSOSかもしれない

態度や言葉だけを見ると、
「生意気だな」「偉そうだな」と感じてしまうことがあるかもしれません。


でも、その裏側に目を向けてみると、

「わかってほしい」「認めてほしい」「傷つけられたくない」

という、心の奥深くからの叫びが聞こえてくることがあります。

強い態度や冷たい言葉は、
決して“悪意”から出ているとは限りません。

むしろ、自分を守るために、
必死に張っている“心のバリア”**であることも少なくないのです。

だからこそ、「偉そうだな」と感じたとき、

どうか一度、立ち止まってみてください。


その子がどんな思いでその態度を取っているのか、

どんな不安や寂しさを隠しているのか――

少しだけ、背景に思いを馳せてみてほしいのです。

それだけで、関係性は確実に変わり始めます。

自分を守るために閉じていた心が、

「ここなら大丈夫かもしれない」と少しだけ緩む瞬間が生まれます。

その一瞬の安心が、変化への入口になるのです。

私も、あの子も、そして今あなたのすぐそばにいる誰かも――

みんな、本当は「変わる力」をちゃんと持っています。

必要なのは、正しさを押しつけることではなく、

その力が芽吹くまで、信じて待ってくれる誰かの存在かもしれません。

不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。


それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。


私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、


本当に伝えたいことを無料のメール講座にまとめました。

気になる方は、ぜひ以下↓↓↓のリンクか画像からご覧ください。とりあえずクリック‼

不登校がギフトになる人の共通点とは?元不登校が語る不登校脱出の秘訣

✅ 記事のまとめポイント(13項目)

  1. 「プライドが高い」「偉そう」に見える子どもは、不登校の背景に多い。

  2. 表面的な態度の裏には、傷つきやすさや不安が隠れている。

  3. 筆者自身も、若いころから「偉そう」「謙虚さが足りない」と言われてきた経験がある。

  4. 自分を守るために強がったり、間違いを認めたくない気持ちは、自己防衛反応の一つ。

  5. 完璧でなければ価値がないと思い込んでいた過去が、強がりにつながっていた。

  6. 不登校の子が「カーストのトップじゃなければ学校に行く意味がない」と語った事例を紹介。

  7. その子は、別室登校から少しずつ心を開き、教室に戻るようになった。

  8. 「偉そうな態度」は、実は「ありのままを受け入れてほしい」という叫びでもある。

  9. 変化のきっかけは、安心できる大人との信頼関係と、本音で向き合える環境。

  10. 筆者自身も、人との対話を通じて「弱さを出してもいい」と思えるようになり変わった。

  11. 性格は固定されたものではなく、経験と環境で少しずつ変化するもの。

  12. 子どもも大人も、自分を受け入れられたときに驚くほど柔らかくなれる。

  13. 「偉そう」に見える誰かを前にしたときは、その背景を見ようとする姿勢が大切。

 

この記事を読んでいる人はこちらの記事も読んでいます

不登校でも行ける私立高校は東京にもたくさんある【体験に基づくリアルな話】

中高一貫校での不登校に負けない:復学と進路の実例紹介

「なんでうちの子が」不登校になる子ならない子について解説します

ギフテッド・高IQの不登校の子のその後:事例をとおして解説

実は一人っ子の不登校は解決しやすい?兄弟がいない特徴と強みとは

不登校と罪悪感──子どもと親、それぞれの心を軽くするために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次