高校3年生というと、周囲は受験モード一色。
クラスメイトは模試の結果や志望校の話で盛り上がり、
学校全体が”進路”に向かって一気に加速していく時期です。
そんな中で、不登校になってしまったり、
継続して学校に通えない状況になると、
取り残されたような孤独感や、
自分だけ進めていないような焦りに押しつぶされそうになることもあるでしょう。
「みんなはどんどん前に進んでいるのに、自分だけ止まってしまった」
「このまま大学にも行けないんじゃないか」
そんな不安が頭をよぎるのは、当然のことです。
ですが、どうか安心してください。
高3で不登校になっても、大学受験をあきらめる必要はまったくありません。
むしろ、少し立ち止まる時間を持ったからこそ、
自分に合った道を選び、
納得のいく進学を叶えた先輩たちもたくさんいます。
この記事では、今からできる現実的な選択肢や、
少しずつ前に進むための具体的な行動について、丁寧に解説していきます。
焦らなくて大丈夫。
一緒に、自分らしい未来への一歩を探していきましょう。
不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。
それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。
私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、
本当に伝えたいことを無料のメール講座にまとめました。
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高3で不登校。そこから大学受験をしたいが…よくある不安とその答え
今からでも間に合う?
間に合います。
もちろん、志望校や受験方式によっては制約もありますが、
選択肢を絞ればまだまだ間に合うルートは存在します。
出席日数が足りなくても受験できる?
一般入試(学力試験型)では、出席日数や内申点は基本的に関係ありません。
問題なく受験できます。
内申が悪くても大丈夫?
総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜では影響することもありますが、
一般入試や高卒認定経由なら内申点はほとんど問われません。
高3・不登校から大学受験するための現実的な選択肢
1. 通信制高校に転籍して卒業を目指す
今いる全日制高校を退学し、通信制高校に転入する方法です。通信制ではレポート提出がメインなので、登校が難しい状態でも卒業資格を得ることができます。
メリット
-
高校卒業資格を取得できる
-
自分のペースで学べる
注意点
-
卒業までに必要な単位やレポート量を確認しましょう
また、あまり大きな声では言えませんが、
高3ともなるとかなりゆるい条件で卒業させてくれることもあります。
学校としても情がうつるのでしょう。
私立の場合は何人も卒業できています。
家でレポートを出すなどの通信制さながらの条件で。
そのあたりは後半の事例でも紹介しています。
2. 高卒認定試験(旧大検)を受ける
高校を卒業せずに大学受験資格を得られるルートです。
年2回実施される試験(8月と11月)に合格すれば、大学受験が可能になります。
高3であれば通信よりもこちらのほうがはるかに楽だと言えるでしょう。
メリット
- 高3であればほぼ単位を取っているので受験科目はわずかなことも多い
-
高校に通わなくても受験できる
-
勉強に専念できる
注意点
-
自主学習が必要。計画的な勉強がカギ
-
高卒認定だけでは大学に入れない(その後、受験が必要)
- 高卒ではなくあくまで資格試験に合格したということ
3. AO入試・総合型選抜を活用する
学力試験だけでなく、面接や志望理由書で評価してもらう入試方式です。
不登校の経験を前向きに語れれば、個性として評価されることも。
メリット
-
学力以外の要素で勝負できる
-
不登校経験を武器にできる場合も
注意点
-
エントリー時期が早い(夏〜秋)
-
志望理由書、面接対策が重要
4. 浪人(1年間準備期間を取る)
無理に現役合格を目指さず、
1年かけてじっくり準備する選択もあります。
不登校のリズムを立て直しながら、
次年度の受験を目指す作戦です。
メリット
-
体調を整えながら準備できる
-
志望校の幅が広がる
注意点
-
モチベーション維持が必要
-
経済的な負担(予備校代など)を考慮
今すぐ始めるべき行動リスト
-
自分の出願資格を確認する(卒業見込み?高卒認定?)
-
志望校をリストアップする(現実的な選択肢を含める)
-
通信制や高認受験について資料を取り寄せる
-
独学・通信講座・家庭教師など、自分に合った勉強方法を選ぶ
-
メンタルケアを怠らない(焦りすぎないこと)
焦って全部やろうとするより、
まず”小さな一歩”を踏み出すことが大切です。
実際の成功例:高3夏休み直前から不登校になったケース
ある生徒さんは、高校3年の夏休み直前に突然不登校に。
頑張ってきた反動からか、軽いうつと診断され、
大きな絶望感を抱えることに。
しかし、在籍していた私立高校が理解を示してくれ、
別室登校とレポート提出による卒業サポートを提案。
本人も少しずつ気持ちを立て直し、
なんとか卒業にこぎつけました。
その後、1年間の浪人期間を経て理系の大学に一般受験で合格。
大学では体育会系の部活動に入り、毎日忙しくも充実した日々を送っています。
現在は大学院進学も視野に入れており、夢に向かって力強く歩んでいます。
ポイントは、
-
学校側と早期に相談したこと
-
状態に合わせた柔軟な学び方を選んだこと
-
一度リズムを崩しても、”やり直しはできる”と信じたこと
でした。

今では大学でレポートの作成に励んでいるそう
実際の成功例:高2の3月に退学して自分を見つめ直したケース
また別の生徒さんは、高校2年生の3月、
つまりほぼ高3というタイミングで退学を決断しました。
単位はある程度取っていたため、
高卒認定試験ではわずかな科目だけ受験するだけで済みました。
その後、夏ごろには気持ちが少しずつ回復してきたものの、
進路のイメージがわかず、すぐには大学進学に踏み切れませんでした。
バイトを通して社会を知ろうと決意し、
コンビニ、日雇い、テレアポなどさまざまな仕事に挑戦。
働く中で、社会への理解が深まり、自信もついてきました。
そして「やっぱり大学に行きたい」と思うようになり、
翌年から浪人生活へ。
予備校に通いながら努力を重ね、
好きだったパソコン系の情報学部に進学を果たしました。
現在では、「海外では大学進学前に自分探しをするのは当たり前だよ」と得意げに語り、
自分の選んだ道に誇りを持っています。
ポイントは、
-
あえて一度立ち止まったこと
-
社会経験を積んだことで自己理解が深まったこと
-
大学進学を”自分の意思”で決めたこと
でした。
不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。
それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。
私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、
本当に伝えたいことを無料のメール講座にまとめました。
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まとめ:高3で不登校からの大学受験でも未来は開ける
高3で不登校になったとしても、大学受験への道は確かに存在します。
通信制高校、高卒認定試験、AO入試──選べる選択肢は一つではありません。
“普通”のレールから外れてしまったと感じるかもしれませんが、それは失敗ではありません。
むしろ、立ち止まったからこそ、自分にとって本当に必要な道を探すチャンスでもあります。
早めに情報を集め、自分に合った行動を少しずつ始めていけば、道は必ず拓けていきます。
焦る必要はありません。他人と比べることよりも、**「自分のペースで進むこと」**が何より大切です。
学校に通えなかった過去があったとしても、それが未来を閉ざす理由にはなりません。
試練を経験したあなたには、より深い強さと柔軟さが備わっていきます。
たとえ遠回りに見えても、あなただけの道を、あなただけの歩幅で進めばいいのです。
未来は、今この瞬間から、いくらでも変えていくことができます。
今日という一日を、小さな一歩から始めてみませんか?
あなたの選んだ道が、きっとあなたらしい素晴らしい未来へとつながっています。
記事のまとめポイント
-
高校3年生で不登校になっても、大学受験は十分に可能である
-
不登校になった際の孤独感や焦りは自然な感情であり、恥ずかしいことではない
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通信制高校への転籍で卒業資格を取得し、受験するルートがある
-
高卒認定試験を受験し、大学受験資格を得る道もある
-
AO入試・総合型選抜など、学力試験以外で評価される入試方式も利用できる
- 私立の場合は温情で卒業させてくれることも多い
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浪人して、体調を整えながら受験に向けて準備する選択も現実的
-
高校在籍中でも、学校側の理解があれば別室登校やレポート提出で卒業できる場合がある
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バイトなど社会経験を積むことで、自信と進路イメージを取り戻した成功例もある
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不登校経験は、面接や志望理由書でプラスに語ることができる
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海外では大学進学前に「自分探し」をする文化もあり、遠回りは決して劣っていない
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進学への道は一つではなく、自分に合ったルートを柔軟に選んでいい
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焦らず「自分のペース」で一歩ずつ進むことが未来を拓くカギ
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たとえ遠回りになっても、人生のプラスになる経験を積むことができる
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不登校だからといって未来を諦める必要はまったくない
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小さな一歩から未来は変わる。今日から始めれば間に合う