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不登校からの高校受験は焦らないのが大事。全日制もいける可能性あり。

不登校の状況にある中で高校受験を控えている生徒や保護者の皆さんは、将来に対する不安や焦りを感じているかもしれません。

しかし、焦る必要はありません。不登校の生徒でも成功に導く多様な進学の道が存在しています。

私立高校や公立高校などの全日制、高卒認定試験の利用、通信制高校といった選択肢があり、それぞれに合った受験対策や支援を受けることが可能です。

この記事では、不登校生徒が直面する受験の課題に対し、焦らずに取り組むための情報やアドバイスを提供します。子供と親が一緒になって取り組むことで、不登校からの高校受験を成功に導くためのポイントを探ります。

ポイント

・高校受験は焦らないのが大事

・全日制に行ける可能性は普通にある

・全日制以外の選択肢でも大学に行ける

目次

不登校の高校受験は焦らないのが大事:サポートを活用しよう

知恵袋によくある質問:不登校だと内申点は?

中3不登校の高校受験について悩んでいます。
今中3の女子です。自分が弱くて逃げてしまって、4月からずっと学校にいけていませんでした。今ではものすごく後悔しています。

不登校になったらもう人生は終わりなのではないか・・とずっと悩んで、投げやりに毎日を生活していました。

小学校からずっといっていた塾も休会してしまって、勉強もろくにしておらず、本当に最低です。

しかし将来夢があるので、高校・大学は必ず進学したいのです・・。
そのためにも今から頑張らなければならないと思っています。

 

それで質問なのですが、今から頑張れば県立高校の受験は可能でしょうか?

公立では県で一番の高校で、偏差値は66です。

成績は合格圏なのですが、やはり内申がとても不安で・・考えると胃が痛くなります。

公立では、出席日数はどの程度見られるのでしょうか。
また、私立はどの程度なのでしょうか。

 

県の調査書:試験は3:7です。
よろしくお願いします。

ヤフー知恵袋より

このような悩みを抱える生徒や保護者は多いかもしれません。下記で解説していきます。

不登校でも行ける全日制高校は私立が多い

不登校の経験を持つ生徒やその保護者の方々に対して、進路選択についてのご説明します。

まず、私立高校を選ぶ際には、学校ごとの受け入れ体制を把握することが重要です。具体的には、各学校の担当者に生徒の状況を説明し、入学の可否を直接確認することをお勧めします。

教育フェアなど、複数の私立高校の担当者が一堂に会するイベントでは、直接質問が可能で、多くの情報を得ることができます。

学校によって驚くほど違いますので良い返事でなくても落ち込まないことが大事です。

意外に不登校でも受け入れてくれる学校は多くあります。つまり、入試で合格点を超えていさえすれば不登校の経験があっても受け入れてくれる私立高校は多くあります。

このため、入試に向けてしっかりと準備をすることが大切です。

不安な場合は地元の塾に相談すると、不登校からの合格実績がある場合も多く、そうしたところから情報を得ることも一つの手段です。不登校専門の塾だとさらに多くの実績や情報があります。

不登校の経験があるからといって、高校進学の道が閉ざされているわけではありません。お子さんの状況に合わせた最適な進路選択をするために、さまざまな情報を収集し、検討することが重要です。

 

不登校でも公立高校に行けないとは限らない

公立高校入試における内申点と試験点数の扱いは、県によって異なります。

また、入試制度自体にも多様性があるため、一概に全ての学校で同じ評価基準が適用されるわけではありません。

このため、不登校経験があり内申点に不安がある場合でも、良い試験点数を取ることで合格の可能性を高めることができます。

試験の点数で内申点の不足を補うことができるかを考えましょう。試験の点数をあげて志望校のランクを落とせばカバーできる可能性は高まります。(私立だと内申点のハンディが無い場合が多いので偏差値が高い学校に行きたい場合は私立をお勧めします)

また、入試情報を事前にしっかりと調査し、自分の強みを活かせる試験形式を持つ高校を見極めることが重要です。

高校受験を焦らないで子供と二人三脚の体制を作る

不登校の子供を持つ親にとって、最も難しい課題は、子供との足並みを揃えることです。子供の将来を思い焦る親の気持ちは、しばしば子供にとってはプレッシャーとなり、反発の原因となることがあります。

子供自身は、自分を理解しようとしない親を敵視することも少なくありません。このような状況を避けるためには、高校受験に向けて焦らずに子供と二人三脚の体制を作ることが大切です。

具体的には、まず子供の意見を尊重し、共に目標設定をすることから始めましょう。その上で、一緒に学習計画を立て、子供がつまずいた時は共に解決策を考えることが重要です。

また、受験勉強だけではなく、子供がリラックスできる時間も大切にし、子供と親の関係を健全に保ちます。このように親子で協力し合うことで、子供は自信を持って試験に臨むことができ、親子関係もより良いものになるでしょう。

不登校を経験している子供へのサポートは、焦らず、一歩ずつ進めることが大切です。

自己肯定感を高めることの重要性

不登校の子供たちにとって、将来について考えたり、受験に臨むことは大きな恐怖となりうるものです。

日々の勉強中に「こんな基本的なこともわからないのか」と自己を責め、心が落ち込む瞬間は決して少なくありません。

このような状況で、自己肯定感の重要性が浮き彫りになります。自己肯定感が高ければ、困難や失敗を乗り越える力が備わり、挑戦への恐れを減少させることができます。

そのため、子供が自分の価値を認識し、自分自身を肯定的に受け入れることを助けることは極めて重要です。

子供の小さな成果を認め称えること、失敗を責めるのではなく学びの機会として捉えること、子供の感情や意見を尊重することが、自己肯定感を高めるための鍵となります。

このようにして子供の内面を支えることで、彼らは将来への不安や受験のプレッシャーにも自信を持って立ち向かうことができるようになるのです。

高卒認定などの別の道もある

不登校の生徒や高校受験に対する不安を抱える家庭にとって、従来の全日制高校だけが選択肢ではありません。

高卒認定試験」は、その代替手段の一つです。この試験は、高校を卒業していない人でも高校卒業と同等の学力があることを証明する国家試験で、合格すると高校卒業資格に相当する扱いを受けられます。

これにより、大学や専門学校への進学が可能になります。実際、筆者自身が高卒認定試験(以前は大検と呼ばれていました)の経験者で、その後大学に進学しました。

最近だと高卒認定試験を取得しながらバイトをして予備校で受験科目に絞って勉強し一流大学に合格するような猛者もいます。

大学にいると、高卒認定出身者が意外に多いことに気が付きます。高卒認定試験は、自分のペースで学習し試験に挑むことができるため、学校生活に馴染めなかった生徒や様々な事情で学校を中退した生徒にとって非常に有効な選択肢です。

この制度は、学び直しを望むすべての人に新たなチャンスと可能性を提供しています。韓国やシンガポールなどの厳しい競争社会ではこのような制度は無いそうです。日本政府に感謝ですね。

通信制高校からでも大学に行ける

近年、通信制高校から大学に進学する生徒が増えています。また、通信制高校は、不登校の生徒だけでなく、時間を自由に使いたいと考える生徒にも選ばれるようになっています。

通信制高校から大学に進む生徒は少なくなく、多様な入試制度を利用して、全日制の高校生と同様に大学教育を目指しています。意外なことに通信制高校でも推薦などを活用して進学するケースが増えています。

大学によっては通信制高校生を歓迎する入試制度が設けられていることもあり、学習方法にかかわらず、大学へのアクセスは広がっています。

この傾向は、通信制高校生にとって、自分の学びたい分野で知識を深め、将来の目標に向かって進むための新たな可能性を示しています。

不登校からの受験はつらい!? サポートを受けるのも手

不登校生徒の受験対策には、不登校専門の塾や家庭教師の利用が効果的です。

これらの機関は、不登校からの受験に関する豊富な経験と知識を持ち、生徒一人ひとりに合わせた指導で受験のツボを押さえることができます。

また、学習だけでなく、メンタル面のサポートも提供しており、生徒や保護者が抱える不安やストレスを軽減することが可能です。

このような包括的な支援を受けることで、別途カウンセリングを受ける必要性が減少し、経済的な負担も軽減されます。

不登校生徒が自信を持って受験に挑めるよう、経験豊富な専門家によるガイダンスとメンタルケアの両方を活用することがおススメです。

まとめ:不登校からの高校受験では焦らないほうが道は開ける

不登校から高校受験に臨む際、焦りは禁物です。焦る気持ちが高じると、子供と親の関係に亀裂が生じ、受験準備の効率も下がりがちになります。

重要なのは、子供のペースを尊重し、サポートすること。不登校生徒には多様な選択肢があり、私立全日制高校や公立高校、高卒認定試験、通信制高校から大学進学という道も開かれています。

各選択肢にはそれぞれのメリットがあり、子供の将来を見据えた慎重な選択が求められます。また、不登校専門の塾や家庭教師を利用することで、学習の遅れを取り戻し、精神的サポートを受けることも可能です。

大切なのは、子供一人ひとりに合った学習環境を整え、自己肯定感を高めながら前向きに受験に臨むこと。焦らず、子供と二人三脚で受験に向き合い、子供の未来を切り拓く手助けをしましょう。

  • 不登校生徒には全日制高校だけでなく多様な進学選択肢がある
  • 私立高校は不登校生徒でも受け入れているケースが多い
  • 公立高校受験も内申点と試験点数のバランスを考慮して選ぶことが重要
  • 高卒認定試験を利用して大学進学の道も開かれている
  • 通信制高校は不登校生徒だけでなく、様々な理由で選ばれている
  • 子供と親が一致団結して受験に臨むことが成功の鍵
  • 子供の自己肯定感を高めるサポートが受験成功につながる
  • 不登校専門の塾や家庭教師から受験対策の支援を受けることが可能
  • 焦らず子供のペースに合わせた受験準備が必要
  • 子供の未来を見据えた慎重な学校選びが求められる
  • 各選択肢のメリットとデメリットをよく理解することが重要
  • 受験は子供一人ひとりに合った方法で臨むべきである

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