「不登校だが暇すぎる」
「不登校だしやることがない」
——そんな言葉が出てきたあなたは、
もしかすると、少し元気が戻ってきたタイミングなのかもしれません。
しんどかった時期をなんとか乗り越えて、
寝てばかりの日々や何もできなかった時間を抜けてきた。
だけど今度は、「時間を持て余してる」「何をしていいかわからない」
という新しい悩みが出てきた
——そんな状況ではないでしょうか。
それは実は、すごく大きな一歩です。
心や体が回復してきたからこそ、
「暇」と感じられるようになったのです。
この記事では、そんなあなたに向けて、
“暇すぎる”時間をどう過ごすか、
そしてそこからどんなふうに自分の未来を広げていけるかを、
やさしくお伝えします。
実際にいた子たちのリアルな体験も交えながら紹介していきます。
焦らなくて大丈夫。今だからこそ見つけられる世界が、きっとあります。
不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。
それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。
私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、
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不登校で「暇すぎる」「やることがない」と感じるのは回復のサイン
「暇すぎる」「何したらいいかわからない」
——そんなふうに感じているなら、それは回復の証かもしれません。
不登校の初期には、心も体も疲れきっていて、何も考えられなかったり、
寝ているだけで精一杯だったりします。
そんな時期を過ぎて、「退屈」「時間が余ってる」と思えるようになったのは、
少しずつエネルギーが戻ってきている証拠です。
ただ、その“暇”な時間をどう過ごせばいいのかは、
なかなかすぐにはわかりません。
長く学校に行っていなかった分、リズムが崩れていたり、
外の世界との距離感がつかめなかったりすることもあります。
でも、大丈夫。「暇」だと感じる今だからこそ、
自分の興味や感性にじっくり向き合えるチャンスがあります。
焦って行動しなくてもOK。
まずは、「この時間をどう使おうかな」と想像するところから、
ゆっくり始めてみてください。
それだけで、次の一歩が見えてくるかもしれません。

未来は無限に広がっている
「やることがない」の正体は「何をやっていいかわからない」
「やることがない」という言葉には、
実はもう少し深い意味が隠れていることがあります。
それは、「何をやっていいのかわからない」
「やっても意味がない気がする」
「どうせうまくいかない」という気持ちです。
本当はやってみたいことがゼロなわけではないかもしれません。
たとえば、ゲームを作ってみたいとか、
動画を編集してみたいとか、ちょっと絵を描いてみたいとか。
でも、やったことがない、失敗するかもしれない、
親にどう思われるかわからない
……そんな不安が先に来てしまうと、
人は「やることがない」と感じやすくなるのです。
また、学校に行っていないことで、
無意識のうちに「自分には何かをする資格がない」と感じてしまう子もいます。
そうなると、どんなことも“やってはいけない気がする”状態に入ってしまいます。
でも、それは本当じゃありません。
学校に行っていなくても、どんな状況でも、
「やってみたい」と思ったことを試してみる権利はあります。
もし「何もやりたくない」と感じているなら、
それはそれでOK。
心がまだ休みたがっているサインかもしれません。
大切なのは、「やることがない=自分はダメ」ではないということ。
むしろ、「やることがない」と感じられるほど、
自分の内側とちゃんと向き合えているということです。
焦らずに、ほんの少しずつでいいので、
興味がある方向に目を向けてみてください。
答えは、いつも自分の中にあります。
実例紹介|“暇すぎる”時間が未来につながった話
「暇すぎる」「やることがない」と感じていた不登校の子たちが、
ある日ふと動き出したことで、自分の世界を広げていった
──そんな実例をいくつか紹介します。
■事例①:電車好きの高校生、ひたすら乗りまくった日々
小さいころから鉄道が好きだった高校生。
学校に行けなくなったあと、
毎日のように電車に乗って出かけていました。
最初は「ただの逃避」に見えたかもしれませんが、
本人にとってはとても大切な時間だったそうです。
外の景色を見たり、車内で本を読んだり、駅弁を食べたり
──そうした小さな体験が重なるうちに、少しずつ気持ちが整っていきました。
秋になって「そろそろ受験してみようかな」と思えた頃には、
気づけば受験勉強にも集中できるように。
今では大学生として普通に研究にバイトにサークルにと充実した日々を過ごしています。
(学力的には貯金があったので現役で行けた)

電車は好きな人には不思議な魅力を持っている
■事例②:動画編集に没頭した中学生、地元ボランティアに参加
中学時代、暇すぎてどうしようもなかった男の子。
パソコンを触ってみたら、動画編集がやたら面白くて、
毎日ひとりで編集作業に没頭していました。
*パソコンを購入しているのでここは賛否両論があるところかもしれません。
ある日、お母さんが「地元の広報でボランティア募集してるよ」
と声をかけたことをきっかけに、町内イベントの動画制作を引き受けることに。
自分の作品が地域で喜ばれたことで、
はじめて「自分にもできることがある」と感じられたそうです。
その後は自信がついて、少しずつ学校に戻れるようになりました。
今では「動画を仕事にするのもアリかな」と、進路の可能性を広げています。
■事例③:中3でイギリスへ一人旅、たくましく帰国
日本でなかなか学校に行けなかった中学3年生の女の子。
親戚がいるイギリスへ思い切って一人旅を決行。
親戚の家で芝刈りや料理、ベビーシッターなど、
あれこれ生活のお手伝いをしていたそうです。
文化の違いや言葉の壁に戸惑いながらも、現地での生活を楽しむうちに、
自然と自信とたくましさが育っていきました。
帰国後は「自分にもできることがある」と感じられるようになり、
スムーズに学校に通えるようになりました。
これらの子たちに共通しているのは、「最初はとにかく暇だった」ということ。
でも、暇だからこそ出会えたものがありました。
最初の一歩は、ほんの小さな“やってみよう”だったのです。
家でできる「暇つぶしを超えた」行動リスト
「やることがない」と感じているとき、
無理に何かを始めようとすると逆にしんどくなります。
でも、ちょっとした“暇つぶし”が、
気づけば自分の自信やスキルにつながっていくこともあるのです。
ここでは、家の中で気軽に始められて、
のちに「やっててよかった」と思える行動をいくつか紹介します。
●料理や掃除:実はめちゃくちゃ役立つスキル
卵焼きが上手に作れるようになるだけでも、自信になります。
掃除も同じ。「片づけられる人」は、大人になっても重宝されます。
好きな音楽を流しながら、気分転換としてやるのもおすすめです。

筆者は不登校の時に料理をして自信をもった
●パソコンやスマホを使った創作:遊びの中にスキルがある
動画編集、イラスト制作、プログラミング、簡単なブログ作成など、
「暇だから始めた」子が、そのまま進路や仕事に結びつけた例はたくさんあります。
スマホのアプリでも簡単に編集できる時代。
遊びの延長でも構いません。
試しにプログラミングの本を渡したら
そこからはまり今ではIT企業に就職している子もいます。
●読書やYouTube:情報のシャワーを浴びてみる
マンガでもいいし、小説でもOK。
YouTubeなら、歴史解説、科学系チャンネル、
哲学トークなど、自分の好奇心をくすぐる動画もあります。
受動的でも、「へぇ〜」と思える体験が、
やがて自分の中で芽になります。
こういった活動は知的好奇心を育てて、
受験勉強で無双するきっかけとなったりすることもあります。
●筋トレやストレッチ、サイクリング、魚つり:心にも効くアクション
暇すぎてモヤモヤするときは、体をちょっと動かすだけでも気分が変わります
。本格的な筋トレでなくてOK。ラジオ体操でも、
腹筋10回でも、ゆるく続けることがコツです。
達成感が得られるのもポイント。
サイクリングや魚釣りなどもおすすめです。
●「これ、向いてるかも」探しは、ノリでOK
将来に結びつくことじゃなくていい。
やってみて「つまらなかったらやめよう」くらいのノリでいいんです。
むしろそのほうが、本当に合うものに出会える確率は高くなります。
何かに没頭する体験は、「時間を忘れる」ことから始まります。
気づけば1時間過ぎていた、というようなものがあれば、
それはあなたにとって貴重な“入口”かもしれません。
暇だからこそ、その入口に出会えるチャンスでもあるのです。
「暇すぎる・やることがない」がチャンスに変わる環境づくり
「暇すぎてどうにかなりそう…」という状態は、
裏を返せば「新しい何かが入ってくる余地がある」ということでもあります。
その余地をどう使うかは、自分ひとりで何とかしようとするより、
“外の世界”との出会いがカギになることも多いのです。
●外から家庭教師や訪問サポーターを呼んでみる
勉強を本格的に再開するというよりも、
「話し相手」「少し一緒に作業する人」として、家庭教師や支援者を呼ぶことで、
ふだん話さない大人と関わる機会が生まれます。
そこから、「この人、面白いかも」と感じたり、
「この人がいると安心できる」と思えたりすれば、それだけで世界は広がります。
●親子だけでは閉じやすい空気を外とつなぐ
不登校の時間が長くなると、どうしても親と子の関係だけで日常が成り立ちがちです。
もちろんそれも大切な時間ですが、第三者が入ることで流れが変わることもあります。
「この人の前ならちょっと話せる」「外の空気を感じたら、なぜか自分も動きたくなった」
──そんな感覚が、一歩のきっかけになります。
●小さな世界の変化が、大きな自信につながる
最初は家庭教師や訪問支援の人と話すだけでも十分です。
30分話すだけでぐったりするかもしれません。
でもそこから「話してみたら意外と楽しかった」
「あの人がまた来るなら、ちょっと部屋を片づけておこうかな」と、
少しずつ変化が起こります。
そしてその積み重ねが、「暇すぎる」状態から、
「自分はちょっと動けるかもしれない」という自信に変わっていくのです。
●「世界を広げる」は、自分を否定することじゃない
外の世界に触れるというと、「自分を変えなきゃいけないのか」と感じるかもしれません。
でも、そうじゃありません。
あなたのままで、ただちょっと視点が増える。
それだけで、新しい風が入ってきます。
「暇すぎる」がつらいのは、“閉じた空間にずっといるから”という側面もあります。
だからこそ、「新しい人」「新しい空気」にふれることは、とても効果的なのです。
動き出すのは、あなたじゃなくてもいいんです。まずは“誰かを家に呼んでみる”。
それだけで、あなたの中の何かがふっと動く瞬間が、訪れるかもしれません。
不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。
それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。
私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、
本当に伝えたいことを無料のメール講座にまとめました。
気になる方は、ぜひ以下↓↓↓のリンクか画像からご覧ください。とりあえずクリック‼
おわりに:不登校で暇すぎる、やることがない日々がチャンスに変わる
「不登校 暇すぎる」「やることがない」
——この言葉の裏には、たくさんの想いがあります。
焦り、不安、退屈、そして、
どこかで「このままでいいのかな」と感じる気持ち。
でも、今“暇すぎる”と感じているあなたは、
決して間違った場所にいるわけではありません。
むしろ、その時間こそが、
これからのあなたをつくる大切な土台になるかもしれません。
今回紹介した子たちも、最初は「暇すぎてどうにかなる」と感じていたところから、
少しずつ何かを始めました。
ポイントは、「立派なことをする」じゃなくて、
「ちょっとだけやってみる」こと。
失敗してもOK、続かなくてもOK。
そして、もし今ひとりでどうにもならないと感じたら、
外の誰かとつながるのも一つの手です。
家庭教師でも、フリースクールでも、訪問サポーターでも。
あなたの世界を、ほんの少し広げてくれる人が、きっとどこかにいます。
「暇な時間」は、ただの空白ではありません。
あなたの感性や未来が目覚める、かけがえのない余白です。
どうかその時間を、焦らず、大切に過ごしてみてください。
あなたの歩みは、もうちゃんと始まっています。
この記事のまとめポイント
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「暇すぎる」と感じるのはごく自然なことであり、心と体が回復しようとしているサインでもある。
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「やることがない」と感じる背景には、不安や自己否定感が隠れている場合が多い。
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「やりたいけど何をやっていいかわからない」は、動き出す一歩前の健全な状態。
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不登校中に何かに没頭した経験は、将来につながる可能性がある。
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実例では、動画編集や電車旅など、“好き”から始めた活動が自信につながっている。
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家でもできる行動(料理、掃除、動画制作、ストレッチ、読書)は自己効力感の回復に役立つ。
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「とりあえずやってみる」くらいの軽さがちょうどいい。無理に意識高くなくてOK。
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外部の大人(家庭教師、支援者、講師)との関わりは、閉じた世界をやさしく広げてくれる。
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「人と話すだけ」でも刺激になる。新しい価値観にふれると、思考と感情に風が吹く。
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「暇」という余白は、未来の感性や可能性を育てるための時間でもある。
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何もしていない時間も、ムダではなく“準備期間”。それ自体に意味がある。
-
不登校でも、動けるようになる日はちゃんと来る。他の子たちも、そうして進んできた。
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まずは自分を責めないこと。そして少しでも「やってみようかな」と思えたら、それが第一歩。