「このまま不登校から、ずっと引きこもりになってしまったらどうしよう……」
「隣の家の子は通信制高校に在籍しているけど、家から出ず、何もしていないよう……」
「将来、ニートになるのでは……。大学や就職なんて本当にできるの?」
そんなふうに、
ふとした瞬間に頭の中をよぎる“最悪のシナリオ”。
考えないようにしていても、夜になると不安が膨らんでいってしまう……。
そんな日々を過ごしていませんか?
今、お子さんが中学生で不登校になっていると、
数年後の姿を想像せずにはいられないものです。
まだ10代前半なのに、すでに未来が閉ざされてしまったような気がして、
どうしても「この先どうなるのか」を考えてしまう――。
それは、親として自然な感情です。
でも、安心してください。
実際のところ、「不登校→引きこもり→ニート」
そんな一本道をたどる子ばかりではありません。
それどころか、いったん立ち止まったからこそ、
自分なりのタイミングで動き出し、
力を発揮していく若者たちもたくさんいるのです。
この記事では、
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通信制高校に在籍していたとしても、実質ひきこもり状態になるのでは?
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卒業後も進路が決まらず、家にいるのでは?
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大学に入ったものの通えず、不登校のまま引きこもっている将来になるのでは?
といった、親御さんがとくに不安を抱きやすい“あるあるのケース”を取り上げながら、
その先にどんな選択肢や希望があるのか、
実例やデータとともにお伝えします。
今はまだ見えないかもしれませんが、
お子さんの「止まっている時間」にも、ちゃんと意味があるのです。
その時間が、やがて歩き出すための準備期間になるかもしれません。
親としてできることは限られているように感じるかもしれませんが、
“今すぐに結果を出さなくていい”という姿勢が、
お子さんの未来を守る大きな力になります。
あなたの不安が、少しでも軽くなりますように。
そして、お子さんの未来に“まだまだ可能性がある”と、
感じていただけますように。
不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。
それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。
私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、
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不登校・ひきこもりの末路ってどうなのか解説
不登校・ひきこもり状態はいつまで続く?
「いつかは動き出すだろう」
「そのうち自然に学校へ戻るかもしれない」
不登校の子どもを見守るうえで、こうした希望を持つのは自然なことです。
ただ、現実はもう少し厳しく、
“自然に”状況が改善するケースはそれほど多くありません。
文部科学省や東京都の調査では、不登校から学校に戻る子どもは、
自然経過だけに任せた場合、全体の約3割程度にとどまるとされています。
つまり、7割の子は、何らかの支援や働きかけがないままでは、
元の生活に戻りづらいというのが実態です。
さらに、フリースクールや適応指導教室といった「学校以外の学びの場」に足を運ぶ生徒も、
全体から見るとまだまだ少数派。
また、外出のハードルが高い子にとっては、
塾や習い事に通うことも簡単ではありません。
そして、たとえ中学を卒業して通信制高校に進学できたとしても、
そこから本格的に通えるかどうかはまた別の話です。
*データによると不登校でも高校に進学する子は85%です。
文部科学省の10年前のデータですが最近はもっと上がっていると感じます。
オンライン授業中心のスタイルで在籍はできても、実際には授業を受けられず、
レポート提出も進まず、「在籍=通っている」とは言いがたいケースも少なくありません。
親御さんとしては、「進学できた」「次のステージに進めた」
と思いたいお気持ちはよくわかります。
しかし実際には、不登校・ひきこもり状態が“形を変えて続いている”だけ
ということも多いのです。
もちろん、すべてのケースがそうだとは限りません。
でも、「いずれ自然に……」という考え方だけでは、
時間だけが過ぎ、本人の自信や社会との接点が失われていく可能性もあることを、
どこかで知っておくことが大切です。
次章では、「高校卒業後も家にいる」という状態が、どんな不安につながり、
実際にどう乗り越えられるのかを見ていきます。
通信制高校を卒業して、家にいる19歳。この先は絶望?
「高校は卒業したけど、その後どうしたらいいのかわからない」
「就職もしていないし、大学にも行っていない。このままで大丈夫なの?」
「このままニートになってしまうのでは……」
こうした不安を抱える親御さんは決して少なくありません。
とくに、通信制高校に通った場合、「在籍はしていたけど、
ほとんど登校しなかった」
「卒業はしたけれど、本人の中で次の目標が見えていない」
といったケースは非常に多く見られます。
実際、文部科学省の調査によると、
通信制高校の卒業生のうち、
およそ32%が“進路未定”のまま卒業を迎えているというデータがあります。
つまり、高校を卒業しても「何もしていない」状態の若者は珍しくないのです。
もちろん、そうした状態が長期化すれば、
親御さんとしては「このまま引きこもりになってしまうのでは」
と思わずにいられないでしょう。
でも、ここでひとつ、
知っておいていただきたいことがあります。
■19歳や20歳からでも、大学進学は十分に可能
たとえば、19歳で通信制高校を卒業したものの、
1年間は自宅で過ごし、
その後に独学で大学進学を目指したAさんという方がいます。
最初は昼夜逆転の生活。
ゲームとYouTubeばかりの日々でしたが、
あるとき「このままじゃいけない」と思い立ち、
少しずつ生活リズムを整え、ネットで情報収集を始めたそうです。
そして約1年間の準備期間を経て、
関西大学に合格。
本人にとっては“誰にも言えなかった夢”を叶えた瞬間だったといいます。
このように、「高校を卒業した時点で何もしていなかった」状態からでも、
動き出していく若者は実際に存在します。
■“実質1浪・2浪”から進学する若者は多い
現代では、現役合格だけが正解ではありません。
特に通信制高校や不登校経験者の場合、
大学進学までにブランク期間があるのはむしろ自然ともいえます。
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「19歳で進学を考え始めた」
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「20歳になってから予備校に通い始めた」
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「1年、2年“何もしない時間”を経て、ようやくやる気になった」
そうした声は、支援の現場でも頻繁に聞かれます。
今、家で過ごしている19歳のわが子に焦りを感じるかもしれません。
でも、今その子が見せている“止まっているように見える時間”は、
動き出すために必要な充電期間かもしれません。
親としてできること/やってはいけないこと
お子さんが不登校や引きこもり状態にあるとき、
「親として何をすればいいのか、逆に何をしないほうがいいのか」
迷いや葛藤が尽きないと思います。
「何かしてあげたい」「このままではいけない」と思う気持ちは自然です。
でも、焦りや不安から動くと、かえって子どもを追い詰めてしまうこともあるのが、
親としての難しさです。
ここでは、実際の支援現場の経験も踏まえて、
“今だからこそできること”と“避けたいこと”を整理してお伝えします。
■やってはいけないこと①:将来の不安をぶつける
「このままじゃニートになるよ」
「高校も行けないようじゃ、大学なんて無理でしょ」
「そんなふうに家にいたら、社会に出られないよ」
こうした言葉は、たとえ“愛情の裏返し”であっても、
子どもにとっては絶望的な響きになります。
とくに自己肯定感が下がっている状態の子にとっては、
“もう自分はダメなんだ”というレッテルになってしまうのです。
そうなるとさらに自信を無くし、
今までできていたことも出来なくなり、
さらに自信をなくすという負のループに入ってしまいます。
■やってはいけないこと②:他の子と比べる
「隣の○○くんは、通信制だけどちゃんと登校してるよ」
「あなたと同じように不登校だった△△ちゃんは、今もう大学生だって」
比べられることで、自分の価値が下がったように感じるのは大人も同じです。
ましてや子どもにとっては、
「自分にはそれができない」という事実を突きつけられるだけになってしまいます。
■親としてできること①:“社会との接点”をゆるやかにつくる
たとえば、まだ中学生のうちであればまずは、
家庭教師やオンライン学習、
習い事、地域のボランティア活動などを通して、
“外の世界”との接点をつくることが大切です。
ポイントは、「学力を上げること」ではなく、
“自分以外の大人と安心して関われる経験”を積むこと。
学習支援という名目でも、「一緒に話す」
「教えてもらう」「褒められる」などの体験が、
将来の自立に向けた小さな土台になります。
■親としてできること②:“小さな成功体験”を一緒に喜ぶ
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今日は起きる時間が少し早かった
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自分から話しかけてきた
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興味のあることについて調べていた
そんな日常の中の小さな変化を、「見逃さない」「認める」「喜ぶ」。
それだけで、子どもの中に「やってみてよかった」という感覚が育ちます。
■親としてできること③:“安心して休める環境”を守る
不登校や引きこもり状態は、“ただ怠けている”わけではありません。
多くの場合、本人なりの疲労や混乱、心の傷が回復途中にあるのです。
「何もしていないように見える時期」が長く続くと、親としては不安になりますが、
そこで無理に引っ張るよりも、
“休息できる安全基地”として家庭を整えることのほうが、
長い目で見てプラスになることも多いのです。
*ただし、登校刺激などが大事になる局面もあります。
初期の頃と別の時期を混同しないことが大事です。
■親も、“相談できる相手”をもっていい
最後に、何より大切なのは、親御さん自身が一人で抱え込まないことです。
支援者や専門機関に相談するのは、「弱さ」ではありません。
むしろ、子どもの人生を長期的に見守るための「知恵」と「余裕」を持つ手段です。
「何もしていないように見える時間」は、次に動き出すための準備期間かもしれない。
そう信じるためには、親自身の安心感が欠かせません。
不登校を経験した子どもたちには、
ある“共通点”があると感じています。
それは、
将来に活かせる大きな可能性を秘めているということ。
私自身が元・不登校だったことに加え、
16年間多くの不登校の子どもたちを見守ってきた経験から、
本当に伝えたいことを無料のメール講座にまとめました。
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不登校・ひきこもりの末路は必ずしも暗いわけではない
「不登校になった」
「このままずっとひきこもりになったらどうしよう」
「将来、ニートになるのでは……」
そんな言葉が、ふと頭をよぎる日々。
何もしていないように見えるわが子を見つめながら、
親としての不安や焦り、無力感を抱いてしまうこともあるかもしれません。
けれど、これまでお伝えしてきたように、
不登校やひきこもりの“末路”は、決して一つではありません。
高校を卒業してから動き出す子もいれば、大学に入ってから一度止まり、
そこから新しい道を見つける子もいます。
たとえ「今は何もしていない」ように見えても、
その静かな時間の中で、
少しずつエネルギーをためている若者は少なくありません。
大切なのは、「今の状態=将来」だと決めつけないこと。
そして、「親が全部なんとかしよう」と背負いすぎないこと。
お子さんが安心して立ち止まれる“場所”があること。
その時間を、誰にも否定されずに過ごせること。
それこそが、次に歩き出すための力になります。
不安なときほど、先のことばかり考えてしまいがちです。
でも、今日この瞬間に、親として“安心して見守る”という選択ができたなら、
それはもう未来への大きな一歩です。
どんな道であれ、子どもは自分のタイミングで育っていく力を持っています。
そしてあなたも、親として一緒に歩いていく力を、すでに十分に持っているのです。
焦らなくて大丈夫。
今日できることを、少しずつ一緒に。